定番モノクロフィルム【Kodak TRI-X400 】で街を撮る

モノクロフィルムで街を撮るシリーズ第五弾。
今回は現在も数多くのフィルムを製造・販売するKodakのモノクロフィルム「TRI-X 400」で街を撮りました。
前回と同様のISO感度400のフィルム。
これまでRollei、Lomography、ILFORDと3種類の感度400のモノクロフィルムを試してきましたが今回もまた違った写りになったのでその辺も比較しながら作例をご覧ください。
「Kodak TRI-X400」作例

使用したカメラはCONTAX G2。
iso感度は400で撮影しました。

薄曇りの渋谷。
スクランブル交差点はいつきても多くの人が行き交い見ていて飽きません。
定番の構図ですがスクランブル交差点越しの109は毎回撮影しています。同じ場所でも時間や天候、人や建物が変わることで街の変化を見ることができるので、気に入った場所はここに限らず何度も撮りに行きます。


曇りですがコントラストは高め。
Rollei Retro 400SほどではないですがHP5やBerlin 400とは明らかに写りが違います。
シャープネスも高くて、どんな場面でも使いやすいフィルムという印象です。

渋谷は頻繁に来れる街ではありませんが撮りたくなるような場所がたくさんあります。
都市感ある高層ビル群に立体的な駅、繁華街や路地、そこを行き交う人々。
まだまだ知らない場所があるので東京に行ったら少しずつ街を歩いてみようと思っています。

吉祥寺駅。初めて行きましたが飲食店や古着屋さんもたくさんあってかなり住みやすそうな場所。
住むことを考えながら街を歩くのも楽しいですね。

ドラマ「火花」に出てきてずっと行きたかった井の頭公園。
都市の中にある緑は落ち着きますね。アヒルボートも乗ったことがないのでいつかは乗ってみたいです。


池のリフレクションを撮った一枚。
池に映る部分はかなり暗くなりますが、黒つぶれせずディテールも残っています。KodakのフィルムはTRI-Xに限りませんが安心感があります。
今回使用したフィルム
Kodakのモノクロフィルム「TRI-X 400」。
35mm用フィルムが36枚撮りと24枚撮り、それから120ロールフィルムがあります。
曇りや雨といった薄暗い中でもよく写り、シャープネスも高く安心感のあるフィルムでした。Kodakには同じ感度400のフィルムで微粒子、高解像度を誇るT-MAX400がありますが今回使用したTRI-X400も十分なほどの解像感がありました。
今回のような街のスナップには好みもありますが超高解像よりも、少し粒子感が残っていた方が僕は好きです。増感現像もできるのでもう少し粒子感を出すのもいいですね。
感度400のモノクロフィルムはこれまでにもいくつか使いましたが種類が豊富です。みなさんも被写体や状況によって、好みのフィルムを見つけてみてください。