フィルムカメラでSF映画のような写真を撮ろうvol.2【AMBER T800 作例】

フィルムカメラでSF映画のような写真を撮ろう第二弾。
前回はiso感度800のタングステンフィルム「Cinestill 800T」を紹介しました。

▷フィルムカメラでSF映画のような写真を撮ろうvol.1【Cinestill 800T 作例】

それに引き続き今回もiso感度800のタングステンフィルム。
「Cinestill 800T」と同様、映画用フィルムから作られた「AMBER T800」をご紹介します。

現在(2022年10月)、僕の確認した限りでは大阪の八百富写真機さんと神奈川のチャンプカメラさんで購入することができます。
(在庫切れや販売終了の可能性もあるのでご自分でご確認お願いします)

まだ新しいフィルムなので今後、他のお店でも販売されていくかもしれません。
もし見かけたらこちらに追記します。

27枚撮りでDXコード付きですが、DXコードは、箱にシールが入っているので自分でパトローネに貼り付けなければなりません。
実際に試しましたがしっかり機能していました。

このAMBERというフィルムは他にiso感度100の「D100」、iso感度400の「D400」の2種類のデイライトフィルムとiso200のタングステンフィルム「T200」の全部で4種類あります。
いずれも35mm用の27枚撮りになっています。

それぞれの作例はチャンプカメラさんのサイトでも見ることができます。

「AMBER 800T」 作例

東京の都心、渋谷と東京タワー周辺を撮影してきました。
今回使用したカメラとレンズは「CONTAX G2」と「Biogon 28mm」の組み合わせ。

東京タワー周辺、小雨。
霧のような雨が降り、東京タワーの上部が霞んで映画のような雰囲気を醸し出します。
東京タワーはどこから撮っても絵になりますね。
この時は8月だったので東京タワーは夏カラーで白色っぽくなっていました。
冬バージョンの全体がオレンジ色になる季節に撮るとまた違った印象になると思います。

東京タワーの詳細なライトアップ情報は東京タワーの公式ウェブサイトで確認できるので撮影に行く際はチェックしてみてください。

場所を移して渋谷へ。
東京に来るといつも撮りに行っています。
同じ場所、同じ構図で撮影することもありますがひとつとして同じ写真はありません。
街の変化や人の動き、気候や時間で同じ場所でも異なってきます。
それが写真の面白みのひとつでもありますよね。
街を撮るのか、街の中のひとつの要素を撮るのか、そうやって考えていくと写真に物語が生まれて写真を撮るという行為も、撮った後に見るという行為も楽しくなっていきます。
そういう意味でも映画のような写真を意識して撮るのはいいかもしれません。

「AMBER T800」というフィルム

夜を撮影するのが楽しくなるフィルム「AMBER T800」。
全体が青みがかって、テールランプや街灯、広告看板の光が滲む部分は「CINESTILL 800T」とほとんど同じでした。
新しく出たフィルムですが描写力もあって、ノイズこそ出ますが夜のスナップにはおすすめしたいフィルムです。
映画用フィルムから作られた35mm用のフィルムの選択肢が増えるのは嬉しいことですね。
また、iso感度800のフィルムを見つけたらご紹介します。

他にも映画のような雰囲気が撮れるフィルムを紹介しているので興味のある方はぜひご覧ください。

▷フィルムカメラで映画のような写真を撮ろうvol.1【Cinestill 50D 作例】

▷フィルムカメラで映画のような写真を撮ろうvol.2 【lomography Berlin 400作例】

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